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1+1

私たちは、人生のできごとの意味を 「1+1=2」 という単純さで分析しがちです。

「あの出来事があったから〝2〟という結果になった」

という具合に。


しかし実際には、その前の数限りない「1+1+1+1+1+1…」という体験のすべてが結果としての「2」を導き出しています。


すべての体験が、確実に、転換に至るための起爆剤として蓄積されます。

どんな体験もあなたの中の起爆剤の種「1」です。



地球ルールでは、こんなことがおきています。

【体験型Aさん+1の場合】

たとえば、望まないことが1回起きて「1」。
気づかなければ、もう一度起きます「+1」。
それでも気づかなければ、さらにもう一度起きます「+1」。

そうして、10回目に、意識の大転換を起こす「爆発」が、Aさんに起きるかもしれません。

爆発が起きると、これまでの価値観を吹き飛ばして、潜在意識に穴が開きます。

そこにスペースができるのです。

それで初めて、古いものを完全に捨てて、新しいものを招き入れる準備が整います。


この爆発は、潜在意識で「まだまだこの体験したい」と思っていれば起きません。心では「もう、まっぴらごめんだ!」と思っていても、潜在意識では「エクスタシー」てなことが起きています。

そもそも地球体験がしたいと思って生まれてきた私たちは、潜在意識がそれを手放すことに納得しない限り、その体験をし続けるのです。それを昇華するべく、何度でも「+1」の体験は起きていきます。


望まないできごとは避けて通りたいと思うものですが、「+1」の蓄積によって「準備が整ったからこそ」このような大きなできごとが起きることもあるのです。このような体験の後、意識や人生が大きく変化することが少なくありません。

できごとそのものには、いいも悪いもなく、目的地【2】へ進ませるために起きています。


そうすると、大失恋をしたからだ、リストラにあったからだ、大病をしたからだ、と直前の出来事に人生の転換の原因を探します。

でも実際には、それは最後のきっかけにしかすぎなくて。それまでにもっと多くの体験がわたしたちの中に起きていて、それらのすべてが結果としての「2」をもたらすのです。



そしてもちろん、「目的地2へいくための、ほかの道」があります。


それが、目を覚ましていくこと。

ソースの意識で生きていくこと、です。




【学び型Bさん+1の場合】


何かの学びを続けていたり、関心を寄せ続けていたりすることも、大転換の種「+1」を育てているのと同じです。

「この本を読んで人生が大きく変わった」「この話が人生を変えた」「この技法が大きな効果をもたらした」という場合、それだけが直接の原因ではありません。
「1+1+1+1+1+1…」と続いてきたあなたの学びと体験があったからこそ、「腑に落ちた!」という風になります。

目覚めの準備も、実は、私たちの日々の体験の中に含まれています。




Aさんも、Bさんも、わたしたち自身です。


どんなものも「これのおかげ」と思っているものは、最後の「1」でしかない。

ということは、毎日の体験のすべてが、「そのおかげ」 であるということです。

転換のための準備は、日々あなたがしています。

こうして限りない「+1」を経て、あなたの準備が整ったとき、人生の目的地である「2」の結果を引き寄せるのです。



どんな回り道体験「+1」をするかは、【個】であるあなた自身が決めています。

大きく迂回するか、近道を行くのか、何度回るか、あなたが決めています。この部分は【個】である私たちに任されています。

しかし、「2」という目的地へ導いているのは、【大いなるすべて】であり、【本当のあなた】です。


私たちは【個】と【大いなるすべて】の両方で人生を創造し、体験しているのです。


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