ヒーリングにおいて、あるいは、セラピーの現場において、
「癒す人」と「癒される人」という区別は必要ありません。
「癒されなければいけない人」は、実在しないのです。
あるとき、珍しく夫が身体の不調を訴えて、ベッドに横になったことがありました。
そんな夫を遠隔ヒーリングしようとしたところ、
「彼ではなく、自分の内部を見なさい」というメッセージが来ました。
すぐに声にしたがって内部を見つめたところ、すっきりしないエネルギーを内部に発見。
早速、意識のレイキヒーリングで溶かしていきました。
すると、まもなく夫が「なんともなくなった…」とピンピンした姿で起き上がってきたのです。
いつもならこういう状態になると長引くのに、と本人も不思議がっていました。
またあるときは「頭が痛い」という夫に、なんの原因の凹凸エネルギーがあるのかとリーディングしていたら、それが私自身のものだと途中から気づいたこともありました。
そのまま光に照らして溶かしていくと、完了と同時に夫が、「なぜか頭が痛くなくなった」。
1〜2分くらいの出来事でした。
人々の問題や病気の原因が、すべて自分にあるということではありません。
大事なことは、「自分以外の人」に対して、「私が癒さなければならない」「私が救わなければならない」と思ってはいないか?
ということです。
家族やクライアントなど、癒さなければいけない人がいる、というのは幻想です。
癒しを必要としている人がいる、と思い込むことは、病気や問題を創り出します。
あるいは、その状態を強固にしてしまいます。
ペアで生まれる【凹凸の法則】です。
癒しを必要としている人は、実在しません。
「肉体」は、実在しません。
「問題」は、実在しません。
ヒーリングは、あくまでも心地よい意識の周波数の共有です。
セラピーは、気づきと意識変容のゲームです。
その結果、奇跡が起こることもあります。
“問題は実在ではない”という前提において、共同創造していくのがベストです。
同様に、
あなたの肉体を、癒す必要はありません。
癒されるべき肉体は存在しないのです。
あなたの目は、存在しません。
あなたのまぶたは、存在しません。
あなたのまつげは、存在しません。
あなたの胃は、存在しません。
あなたの血管は、存在しません。
あなたの皮膚や、細胞や、髪の毛は、存在しません。
癒すべき肉体は、存在しないのです。
あるのは、あなたのその観察意識だけです。
「点の肉体投影」に続く。